

今週のツボ「禾髎」
鍼を刺す深さや刺している時間は、気血の滞り具合等で決まります。で、ときどき「そこすごい痛いんですけど、そこはなんですか?!」と聞かれることがありまして、その場所がいわゆるツボです。でも、気血の滞り等がなければ痛くもなんともないのです。その痛みの発生している深さやカタマリのほぐれ具合によって、深さや時間を変えているのです。 鍼灸の流派によっては、脈を診てどの経絡の気血が多いか少ないかを判断して鍼を打つのですが、実際打とうとしている場所の痛み等はあまり考慮していないような・・・?この脈ならばとにかく陰谷曲泉!で縛られてたので、もう少し何か工夫のしようがあるんじゃないかなぁという秋の夜長の独り言でした。 さて今週のツボは「禾髎」。鼻の穴のすぐ下にあります。お灸だと煙たくて仕方がないので、もっぱら鍼をするツボです。


今週のツボ「三間」
急に秋めいてきましたね〜。秋らしい曲といえば「枯葉」。これを聴きつつ、おそらく短いであろう秋をしみじみ楽しみたいものです。 さて、今週のツボは「三間」。最近購入した本によると、このツボは曲がらん奴を曲げるようにするツボとのこと。診断の穴でもあり、運動器疾患に三間抜かしたら三文の値打ちもないそうです。逃がさないように、とらえていきたいです。 #関節が曲がらない #リウマチ


今週のツボ「尺沢」
鍼灸の古い本を読んでます。こんな腰痛の時はこのツボを使いましょう、と一応書いてあるのですが、どう使うのかという肝心の部分については、「陰陽虚実をよくみて,多すぎたら抜きましょう。少なかったら補いましょう」としか書いていません。もう少し何とか説明してくれよと思っていたのですが、自分が鍼を打たれる時、考えながら鍼を打たれるとそのモヤモヤ感が伝わるので微妙だったのでした。「考えるな、感じろ」。そういえば自分が鍼を打つ時は、鍼の理論的なことはあまり考えてない(考えられない)ことが多く、手先の感覚のみで操作してたのでした。でも勉強だいじ!なので、ぼちぼち本を読んでいきたいと思います。何度読んでも謎が多いですが・・・。 さて今週のツボは「尺沢」。流派によっては欠かせないツボですが、圧痛のあることは少ないような。。。「尺沢は中焦の水、または邪水を捌く穴」と記載されている本もあります。 #激しい咳


今週のツボ「通天」
「鍼灸治療とは、陰陽虚実を補瀉するのみ」なのでが、陰陽虚実とはなんぞやなのです。多すぎたら取り除く、足りなければ補う。陰は動かない、陽は動く。昼は陽、夜は陰。陰の場所(奥深い)が押して痛ければ(実)、エネルギーはこれ以上いらないから痛くなってるので、バランスを整えるにはエネルギーを抜いてやる(瀉)、陰の場所に病があるので陰経のツボを触ろうかなぁと考えるのです。日々こんなことを考えながら、鍼をしています。 さて今週のツボは「通天」。頭頂部にあるツボなのですが、ここに鍼をすると首の根元のコリコリしたものがとれます。 #首こり #肩こり #頭重