今週のツボ「禾髎」
鍼を刺す深さや刺している時間は、気血の滞り具合等で決まります。で、ときどき「そこすごい痛いんですけど、そこはなんですか?!」と聞かれることがありまして、その場所がいわゆるツボです。でも、気血の滞り等がなければ痛くもなんともないのです。その痛みの発生している深さやカタマリのほぐれ具合によって、深さや時間を変えているのです。
鍼灸の流派によっては、脈を診てどの経絡の気血が多いか少ないかを判断して鍼を打つのですが、実際打とうとしている場所の痛み等はあまり考慮していないような・・・?この脈ならばとにかく陰谷曲泉!で縛られてたので、もう少し何か工夫のしようがあるんじゃないかなぁという秋の夜長の独り言でした。
さて今週のツボは「禾髎」。鼻の穴のすぐ下にあります。お灸だと煙たくて仕方がないので、もっぱら鍼をするツボです。